うちのむすこくんは、流されやすいタイプ。
だからこそ「環境を変えること」が中学受験を考える上での大きなきっかけでした。
本人も、
「まわりが勉強してないのに、自分だけ勉強するのはムリ…」
と自覚していたほど。
周りが自発的に勉強したり、将来のことを考えたり、部活に一生懸命になったり、学校行事に積極的に参加する。
そんな環境にいれば、流されるタイプのむすこくんでも自然と前向きになれるのでは?
そう思ったのです。
◆ 受験しなかった場合に見えていた未来
正直、むすこくんがそのまま地元の中学校に進学していたら、
流されて、なんとなく日々を過ごし、近場の自転車で通える高校に入り、
大学にも行けず、そのまま就職、もしくは最悪ニート…。
そんな未来がどうしても頭から離れませんでした。
もちろん、しっかりした子はどんな環境でもやっていけると思います。
でも、うちの子にはそれはムリ。
だからこそ、「なんとしてでも私立に行かせたい」と決意したのです。
◆ 本格的に始めたのは6年生の夏から
正直、難関校を目指すタイミングではありませんでした。
というのも、難関私立を目指す子は6年生の時点で、
すでに小学校の履修範囲を終えていることが多く、
中学受験用の特殊算や応用問題に入っているからです。
私たちは、むすこくんの性格・レベル・家庭の状況を踏まえて、
「中堅の私立中で推薦枠が豊富な学校」を狙うことにしました。
🧠 負担を減らすために実践した3つの工夫
✅① 学校選びは「本人の納得感」を優先
まず大切なのは、子ども自身が「ここなら行ってもいいかも」と思える学校を選ぶこと。←最重要
行きたくない学校のために受験勉強をがんばれる子は、そう多くありません。
実際に足を運び、学校の雰囲気や先生、生徒の様子を見て「ここ、なんかいいな」と思えるかどうか。
うちのむすこくんはマイペースなので、
ガツガツ進学実績を追い求めるような校風よりも、落ち着いた穏やかな雰囲気の学校を選びました。
夏休みのオープンスクールや説明会に行きまくってください!!
✅② 1校に絞って「専願受験」&2教科に絞る
私たちは、私立1校に絞って専願受験しました。
理由はシンプル。
複数受けると、学校ごとに出題傾向や過去問対策がバラバラになり、勉強の負担が増えるから。
中堅校の多くは2教科(国語・算数)での受験が可能です。
そのため、理社をやらずに済み、勉強範囲を絞ることで効率化できました。
ちなみに専願受験は、併願よりも合格の可能性が高くなる傾向があります。
✅③ 勉強は「塾でだけ」家ではしない!
夏休み以降、塾には週5日×1日5時間ほど通いましたが、
それ以外の時間、家ではゲームし放題!
あえて「家では勉強しなくていいよ」とメリハリをつけたことで、
本人もストレスがたまりにくく、むしろ塾に行く習慣が自然についたと思います。
プレテストの時期には自習に行く日も増やし、
冬休み以降は再び週5日のペースに。
試験直前の1週間は学校を休んで塾で昼から勉強という追い込み期間を取りました。
でも、全体を通して見れば、「受験勉強づくし」という印象はありません。
🎉 合格後のひとことがすべて
むすこくんの合格後の第一声が、
「あんまり勉強してないのに合格できたー!」
でした(笑)
もちろん、それなりに努力はしました。
でも、本人に「受験ってそんなにしんどくなかった」と思ってもらえたことが、
何よりの収穫でした。
🔍 こんな受験スタイルもアリ!
「うちの子もこんな感じならいけるかも?」
と思った方は、ぜひ「親子の負担を減らす中学受験」という考え方を試してみてください。
ただし!
子どもの負担は減らせても、親の負担は減りません!(本当に!)
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