自分の過去を振り返って思うこと
まずは、自分自身の話から。
私は小学6年生のとき、受験はしなかったけれど進学塾に通っていました。
学校では成績も悪くなく、「自分は勉強ができる方だ」と思っていたんです。
ところが、塾で受けた全国共通テストで――愕然。
あのときの衝撃は今でも忘れません（笑）
まさに「井の中の蛙、大海を知らず」でした。
中学に入ってからは、入塾テストのある総合塾に通いました。
当時の中学校はかなり荒れていて、授業をまともに受ける生徒は少なかったです。
そのため、学校ではテストに出そうな範囲だけをなんとか押さえ、勉強は塾でやる、というスタイルに。
進学塾で先取りしていたおかげで、「あ、それ知ってる！」という感覚で学習に取り組めたのは大きかったなと思います。
やっぱり先取り勉強、よかったです。
私はもともと真面目で、友達もいわゆる“やんちゃ系”はいませんでした。
そのため内申点は全体的にかなりよかったです。
ただし、通っていたのが「総合塾」だったため、学校の成績はキープできた一方で、受験対策はまったく手つかずだったんですよね（真顔）
この経験を踏まえて思うのは…
もし、これから通う中学校の学習環境が「良くない」とあらかじめ分かっているなら、
高校受験で苦労しないためには、塾に通うことが必須だということです。
そして、たとえ周りの子が授業を聞かずに遊んでいたとしても、
自分できちんと授業を受ける力があれば、公立中学校でも十分にやっていけると思います。
内申点もきっと期待できます。
そして、これも大事！
公立の学校は、生徒の学力の幅がとにかく広い。
だから、授業は“できる子”に合わせるのではなく、
「何とかついてこれる子」に合わせて進められる傾向があります。
これは学校によるのか、学年によるのか、地域差なのか…
いずれにせよ、学校によって教育レベルは大きく異なるということは知っておいた方がいいです。
たとえば、自分の学校では成績上位でも、他校では“普通レベル”ということもあります。
学校のレベルは、テストの内容や進学率を見ることでだいたいわかるそうです。
でも、そんな情報って、塾に通わないと手に入らないんですよね。
だからこそ、子どもがこれからどんな環境に置かれるのか――
それを親が知ることで、今後の進路をどう考えるかの参考になりますし、
後悔のない選択ができるんじゃないかなと思います。
ただ、荒れた公立中学にも良いところはあるんです。
教員をしている友人がこんなことを言っていました。
「私立は“勉強”するところ。公立は“人間関係”を学ぶところ。」
私も本当にその通りだと思います。
将来、“メンタル最強”な子を目指すのであれば、
（在学中に心が折れない前提でですが）
荒れた中学校という選択肢も、悪くないと思っています。
コメント