🏫中学受験は親の受験?高校受験は子どもの受験?
──精神的に未熟な子どもこそ、受験の選択が大事な理由
「中学受験は親の受験」「高校受験は子どもの受験」
この言葉、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
最初は「ふ~ん、そうなんだ」と流してしまいがちですが、
この言葉の裏には、中学受験と高校受験の本質的な違いが詰まっています。
🔍そもそもなぜ「親の受験」「子どもの受験」なの?
💡中学受験=親の受験
中学受験はまだ精神的に未熟な小学生が対象です。
子ども自身が将来の進路を明確に描くのは難しく、
日々の勉強、スケジュール管理、志望校選びなど、親の主導とサポートが不可欠です。
- 塾の送迎←一人で行かせると少しでもさぼろうと遅刻したりする。
- 勉強のペース配分
- モチベーション管理
- 体調・メンタルケア
…どれも親の出番がたくさん。
だから「親の受験」と言われるのです。
💡高校受験=子どもの受験
一方、高校受験は中学3年生が中心。
ある程度自立した年齢なので、本人が自分で計画し、勉強を進める力が求められます。
- 志望校の選定
- 内申点の意識
- 提出物や授業態度の管理
- 模試・成績の振り返り
受験に向かう「主体性」が問われるからこそ「子どもの受験」と言われます。
🧒精神的に幼い子には、どっちが合う?
しっかりと精神的に成熟しているお子さんなら、
どんな環境でも自分なりに考えて進んでいける力があると思います。
でも──
うちのむすこくんのように、精神的にまだ幼く、自立が難しいタイプの子が
中学生になっていきなり「内申を気にして勉強しよう」「提出物はきっちり出そう」なんて、そう簡単にできるでしょうか?
正直、うちの子はできませんでした。
✏実際のむすこくんの様子はというと…
- 小学生のとき、宿題は5分で終わるものしかやらない
- 最悪出さなくても大丈夫と思っていた
- 試験勉強という概念もなかった
- 「勉強しなさい」と言っても反発されるだけ
そんな状態で、いざ中学生になっても…
当然、急に勉強習慣が身につくはずもなく、課題もテスト勉強もなかなか慣れませんでした。
📉内申点は後から取り返せない
中学3年になってやっと「みんながんばってる」と焦り始めても、
中1・中2での内申点が足を引っ張り、もう取り返すことはできません。
🏫私立中学を選んでよかった理由
そんなむすこくんには、
「みんなと一緒に進みながらも、自分のペースで学べる」私立中学という選択が合っていたと思います。
もちろん、高校受験がないからがんばらなくなるんじゃ…という不安もありました。
でも私は、
「今すぐ結果が出なくても、まずは“環境に慣れること”を大切にしてほしい」
という気持ちで、長い目で見守る覚悟をしました。
🎓まとめ:わが子に合ったタイミングと環境を選ぶ
「中学受験は親の受験」
「高校受験は子どもの受験」
この言葉の本当の意味を知った今、
それぞれに向き・不向きがあることがよくわかります。
精神的に自立している子には高校受験でも十分戦えますが、
まだ幼く、流されやすい子には、中学受験でしっかり環境を整えてあげることが大きな力になります。
「うちの子はまだ幼いかも…?」と感じているなら、
ぜひ一度、中学受験という選択肢も検討してみてくださいね。
質問 | 答え |
---|---|
どっちが難しい? | 年齢を考慮すると、中学受験の方が“年齢に対する難易度”は高い |
どっちが大変? | 親にとって:中学受験 子ども本人にとって:高校受験(自分で責任を取る) |
コメント