近鉄電車を通勤・通学で利用している方は要チェックです。
近鉄では、2026年11月30日(月)をもって磁気定期券の発売を原則終了します。
「今使っている磁気定期券はどうなる?」「次からICOCAに変えないとあかんの?」「子どもの通学定期はどうやって買う?」など、気になる方も多いのではないでしょうか。
さらに2026年10月1日からは、近鉄とJR西日本をまたいで利用できるICOCA連絡定期券のエリアも拡大します。今回は、近鉄の定期券が2026年秋からどう変わるのか、公式情報をもとに分かりやすくまとめます。
近鉄の磁気定期券は2026年11月30日で原則発売終了
近鉄では、2026年11月30日をもって、現在発売している磁気定期券の発売を原則終了します。
近年、ICOCAなどのIC定期券を利用する人が増えていることに加え、磁気定期券の磁気層に含まれる金属はリサイクルが難しいことから、環境負荷への影響も考慮して終了が決まりました。
発売終了日:2026年11月30日(月)
2026年12月1日以降、一般的な通勤・通学定期券はICOCA定期券が基本になります。
磁気定期券が完全になくなるわけではない
「磁気定期券発売終了」と発表されていますが、2026年12月1日から一切買えなくなるわけではありません。
ICOCA定期券では対応できない一部の利用条件については、12月以降も「定期券購入サポート駅」で磁気定期券が発売されます。
- 障がい者割引定期券、実習用通学定期券を購入する場合
- 連続する区間で2枚以上の定期券を利用する場合
- 磁気定期券と、普通乗車券を除くほかの磁気乗車券を併用する場合
- そのほか、磁気定期券のみで発売している定期券を利用する場合
今、磁気定期券を使っている人はどうすればいい?
現在磁気定期券を利用している場合は、次回の購入・継続時にICOCA定期券へ変更できます。
現在使用中の近鉄発行の磁気定期券から、お手持ちのICOCAやKIPS ICOCAへ定期券情報を載せ替えることも可能です。ただし、IC定期券を発売できない区間や、他社発行の磁気定期券などは載せ替えできません。
新しくICOCAを発行して定期券を搭載する場合は、デポジット500円が必要です。すでに対応するICOCAを持っている場合は、そのカードへ定期券を搭載できます。
ICOCA定期券にすると便利になることも
- 改札機にタッチするだけで利用できる
- 定期区間外もチャージ残高から精算できる
- 紛失時に所定の手続きで再発行できる
- 同じICOCAで継続購入できる
磁気定期券は紛失時に再発行できませんが、ICOCA定期券は再発行の対象です。子どもに定期券を持たせる家庭にとっても安心材料になります。
近鉄の定期券はモバイルICOCAにできる?
近鉄線だけで完結する定期券は、モバイルICOCAでは購入できません。
磁気定期券の発売終了は、すべての定期券がスマホへ移行するという意味ではなく、基本的にはカードタイプのICOCA定期券への移行です。
一方、JR西日本の駅を出発駅とする「JR西日本+近鉄」の対象連絡定期券は、モバイルICOCAで購入できる場合があります。利用区間によって異なるため、JR西日本のモバイルICOCA購入可能エリアで確認してください。
通学定期はどうやって買う?
近鉄の通学定期券を新規購入する場合や、進級時など証明書確認が必要な場合は、基本的に「定期券WEB予約サービス」で事前予約してから、駅の定期券自動発売機で購入します。
- スマホやパソコンからWEB予約
- 通学証明書などを撮影してアップロード
- 近鉄側で確認・承認
- 駅の黒色の定期券自動発売機で購入
WEB予約は会員登録・年会費・専用アプリが不要です。予約は利用開始日の1か月前から、購入は利用開始日の14日前からできます。
通学定期は毎回WEB予約が必要?
毎回ではありません。
現在持っている通学定期券に「卒業予定年月」が印字されていて、その期間内で同じ区間・経由の継続購入をする場合は、基本的にWEB予約は不要です。
新規購入・進級時など証明書確認が必要
WEB予約で証明書確認 → 券売機で購入
卒業予定年月の期間内で通常の継続
WEB予約なし → 券売機で継続購入
定期券の区間・経由・購入時期によって扱いが異なる場合があるため、近鉄公式の判定案内を優先してください。
10月1日からJR西日本とのICOCA連絡定期券が拡大
2026年10月1日(木)から、鶴橋駅を経由する近鉄+JR西日本のICOCA連絡定期券の利用エリアが拡大します。
近鉄側で新たに広がるエリア
- 京都線:富野荘~大久保間の各駅
- けいはんな線:長田~新石切、白庭台~学研奈良登美ヶ丘間の各駅
- 吉野線:岡寺~吉野間の各駅
JR西日本側で新たに広がるエリア
- 東海道本線:大津~近江八幡間の各駅
- 湖西線:大津京~堅田間の各駅
- 山陽本線:大久保~姫路間の各駅
- 片町線(学研都市線):津田~松井山手間の各駅
- 紀勢本線:宮前~海南間の各駅
これまで別々の定期券が必要だったケースでも、対象区間なら1枚のICOCA連絡定期券にまとめられる可能性があります。
連絡定期券はどこで買える?
今回エリアが拡大するICOCA連絡定期券は、近鉄の定期券自動発売機(上部パネルが黒色の機種)で発売されます。対象は通勤定期券と通学定期券です。
JR西日本の定期券発売箇所では、今回新たに拡大される区間の連絡定期券は発売されません。区間・経路によって発売できない場合もあります。
2026年秋から近鉄の定期券はこう変わる
まとめ|近鉄の定期券は「磁気からICOCA」へ
- 磁気定期券は2026年11月30日で原則発売終了
- 12月以降はICOCA定期券が基本
- ICOCA非対応の一部条件では磁気定期券を継続発売
- 使用中の近鉄発行磁気定期券からICOCAへ変更可能
- 新しくICOCAを発行する場合はデポジット500円
- 近鉄線だけの定期券はモバイルICOCAでは購入できない
- 通学定期の新規・証明書確認が必要な購入はWEB予約が基本
- 卒業予定年月の期間内での通常継続はWEB予約不要
- 10月1日からJR西日本とのICOCA連絡定期券エリアも拡大
今も磁気定期券を使っている方は、次回の購入・更新時にICOCAへ切り替えられる区間か確認しておくと安心です。
参考にした公式情報
- 近鉄「磁気定期券の発売終了について」
- 近鉄「ICカードご利用案内」
- 近鉄「定期券WEB予約サービス」
- 近鉄発表「ICOCA連絡定期券のご利用エリアを拡大」
- JR西日本「モバイルICOCAで購入可能な定期券」
制度・発売箇所・対象区間は変更される場合があります。購入前には近鉄・JR西日本の最新案内を確認してください。


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