中学理科|唾液とデンプンの消化実験【解説とフラッシュ問題】

中学理科・動物の体のつくりとはたらき 3 / 11

唾液とデンプンの消化実験

試薬が何を調べるかを押さえると、実験結果から何がわかったかを説明できます。

1. 解説

AとBで変えるのは唾液の有無だけ

Aにはデンプンのりと唾液、Bには同量のデンプンのりと水を入れます。温度・時間・液量などの条件をそろえると、結果の違いが唾液のはたらきによるものだと判断できます。

比較のためのBを用意する実験を対照実験といいます。

2. 解説

約40℃の湯につける理由

体温に近い温度にして唾液の消化酵素がはたらきやすくするためです。冷たい条件では反応が進みにくく、煮沸した唾液では酵素のはたらきが失われます。

「熱いほどよい」ではありません。

3. 解説

試薬を使い分ける

ヨウ素液はデンプンの有無を調べ、デンプンがあると青紫色になります。ベネジクト液は麦芽糖・ブドウ糖などの糖を調べる試薬です。

加えて加熱すると、糖がある場合は赤褐色の沈殿などが生じます。試薬は別々に取り分けた液で調べます。

4. 解説

結果から結論を組み立てる

Aはヨウ素液で青紫色にならず、ベネジクト液を加えて加熱すると赤褐色の沈殿ができます。Bは逆です。

この組み合わせから、Aではデンプンが減り、麦芽糖などができたと判断します。ヨウ素液だけでは、何が新しくできたかまではわかりません。

5. 解説

加熱の安全操作

ベネジクト液を使うときは、沸騰石を加熱前に入れ、突然激しく沸騰する突沸を防ぎます。試験管の口を人に向けず、学校で先生の指示に従って行います。

約40℃に保つ操作と、試薬の反応を調べる加熱は目的が違います。

図と表で確認

名前とはたらきをつなげよう

条件ヨウ素液ベネジクト液+加熱
A:デンプン+唾液青紫色にならない赤褐色の沈殿
B:デンプン+水青紫色変化なし
唾液の有無を変える温度・時間をそろえる2種類の試薬で調べるデンプンの分解を判断
唾液の有無を変える → 温度・時間をそろえる → 2種類の試薬で調べる → デンプンの分解を判断

ここまでのまとめ

  • ヨウ素液は残ったデンプン、ベネジクト液+加熱はできた糖を確認。
  • 対照実験で唾液の有無以外をそろえます。

最終チェック

唾液とデンプンの消化実験 フラッシュ問題

全25問

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