中学理科|消化のしくみと消化酵素【解説とフラッシュ問題】

中学理科・動物の体のつくりとはたらき 2 / 11

消化のしくみと消化酵素

食べ物の通り道と、消化液をつくる場所は別です。「どこでつくるか」「何を分解するか」を整理しましょう。

1. 解説

消化は、吸収されやすい物質に変えること

消化とは、大きな分子からできた栄養分を分解し、吸収されやすい物質に変えるはたらきです。かむことや胃・小腸の筋肉の動きも、食べ物を細かくしたり消化液と混ぜたりして消化を助けます。

吸収は、分解された栄養分を体内に取り入れる別の段階です。

2. 解説

消化管と、消化液をつくる器官

消化管は口から食道、胃、小腸、大腸を通って肛門まで続く1本の管です。食べ物が肝臓やすい臓の中を通るわけではありません。

唾液は唾液腺、胆汁は肝臓、すい液はすい臓でつくられます。胆汁は胆のうに一時たくわえられ、小腸に送られます。

3. 解説

消化酵素は、決まった物質に作用する

消化液に含まれる消化酵素は、決まった栄養分を分解します。アミラーゼはデンプン、ペプシンとトリプシンはタンパク質、リパーゼは脂肪に作用します。

1種類の酵素であらゆる栄養分を分解できるわけではありません。

4. 解説

胆汁は脂肪の消化を助ける

胆汁には消化酵素が含まれません。脂肪を細かい粒にして水と混ざりやすくし、酵素が脂肪に作用しやすくします。

「胆汁が脂肪を脂肪酸に分解する」は誤りです。分解する消化酵素はリパーゼです。

5. 解説

最終的に何になるか

デンプンは最終的にブドウ糖、タンパク質はアミノ酸、脂肪は脂肪酸とモノグリセリドになります。唾液のアミラーゼでデンプンからできるのは麦芽糖などであり、唾液だけで最終的なブドウ糖まで変わると考えないようにしましょう。

小腸でさらに消化が進みます。

図と表で確認

名前とはたらきをつなげよう

酵素含まれる消化液分解するもの
アミラーゼ唾液・すい液デンプン
ペプシン胃液タンパク質
トリプシンすい液タンパク質
リパーゼすい液脂肪
口食道胃小腸大腸肛門
口 → 食道 → 胃 → 小腸 → 大腸 → 肛門

ここまでのまとめ

  • 消化管は食べ物の道。
  • 消化酵素は決まった栄養分に作用します。
  • 胆汁は肝臓でつくられ、酵素を含まず脂肪の消化を助けます。

最終チェック

消化のしくみと消化酵素 フラッシュ問題

全35問

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