中学理科・動物の体のつくりとはたらき 4 / 11
小腸での吸収と栄養分のゆくえ
消化された栄養分は、小腸の柔毛から取り込まれます。血液に入る経路とリンパ管に入る経路を分けましょう。
1. 解説
柔毛で表面積を大きくする
小腸の内側の壁には多くのひだがあり、その表面に小さな突起の柔毛があります。柔毛は栄養分を吸収する表面積を大きくして、効率よく吸収するのに役立ちます。
柔毛の内部には毛細血管とリンパ管があります。
2. 解説
ブドウ糖とアミノ酸は毛細血管へ
消化でできたブドウ糖やアミノ酸、無機物は柔毛から吸収され、毛細血管に入ります。その後、肝臓を通って全身に運ばれます。
小腸から肝臓に向かう血液には、吸収された栄養分が多く含まれます。
3. 解説
脂肪の消化産物はリンパ管へ
脂肪酸とモノグリセリドは柔毛の表面から吸収された後、再び脂肪になってリンパ管に入ります。リンパ管は後に静脈と合流します。
最初からすべて毛細血管に入る、と一括りにしないようにしましょう。
4. 解説
肝臓への輸送と水の吸収
肝臓は取り込まれたブドウ糖の一部をグリコーゲンに変えてたくわえます。水はおもに小腸で吸収され、残った水分は大腸でも吸収されます。
「水は大腸だけで吸収される」は誤りです。
5. 解説
セロハンで分子の大きさを比べる
デンプンとブドウ糖を入れたセロハンチューブを水につけ、外側の水を調べます。外の水はヨウ素液で青紫色にならず、ベネジクト液を加えて加熱すると反応します。
ブドウ糖は通り抜け、デンプンは通り抜けなかったことから、ブドウ糖の分子の方が小さいとわかります。消化によって吸収されやすくなることのモデルです。
図と表で確認
名前とはたらきをつなげよう
| 物質 | 柔毛から入る管 | その後 |
|---|---|---|
| ブドウ糖・アミノ酸・無機物 | 毛細血管 | 肝臓を経て全身へ |
| 脂肪酸・モノグリセリド | 脂肪に戻ってリンパ管 | 静脈に合流 |
| 水 | おもに小腸で吸収 | 残りは大腸でも吸収 |
ここまでのまとめ
- 柔毛は表面積を増やす。
- ブドウ糖・アミノ酸は毛細血管へ、脂肪の消化産物は脂肪に戻ってリンパ管へ入ります。
最終チェック
小腸での吸収と栄養分のゆくえ フラッシュ問題
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