
中学生の定期テスト対策
織田信長をざっくり解説
桶狭間・長篠・楽市楽座。戦いと政策をつなげて、全国統一への流れをつかもう。
1. 信長といえば?
戦国時代から全国統一へ
室町時代の後半、応仁の乱をきっかけに幕府の力が弱まり、各地の戦国大名が領地を争うようになりました。その中で勢力を広げたのが、織田信長です。
信長は戦いで勝つだけでなく、商人や職人の活動を活発にする政策も進めました。軍事と経済の両方から、支配を強めようとしたのです。
2. どこから力を伸ばした?
尾張から京都へ
信長は尾張(現在の愛知県西部)の大名でした。1560年の桶狭間の戦いで、今川義元を破ります。この勝利が、勢力を伸ばす大きなきっかけになりました。
1568年には京都へ上り、足利義昭を室町幕府の15代将軍に立てました。京都へ上ることを「上洛」といいます。
しかし、信長と義昭はやがて対立します。1573年、信長は義昭を京都から追放しました。中学校の歴史では、これを室町幕府の滅亡として学びます。
3. 二つの戦いを比べよう
桶狭間と長篠は、相手も年代も違う
| 戦い | 年代 | 相手 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 桶狭間の戦い | 1560年 | 今川義元 | 信長が力を伸ばすきっかけ |
| 長篠の戦い | 1575年 | 武田勝頼 | 家康と協力し、鉄砲や柵を活用 |
長篠の戦いでは、信長・徳川家康の連合軍が武田勝頼の軍を破りました。テストでは、鉄砲を効果的に使ったことや、柵のある合戦図がよく問われます。
絵を見る問題では、人物の顔だけで判断せず、「柵の後ろから鉄砲を使っている軍はどちらか」に注目しましょう。
4. 商業はどう変わった?
楽市・楽座と関所の廃止
信長は琵琶湖のほとりに安土城を築き、全国統一の拠点としました。京都に近く、琵琶湖の水上交通も利用できる場所です。
城下町を発展させるには、商人や職人が集まり、商品が動くことが大切です。そこで進めた政策が楽市・楽座でした。
座は、寺社などの保護を受けて営業上の特権を持った同業者の組織です。信長はその独占をなくすなどして、城下町の経済を活発にしようとしました。
ただし、日本全国の税や営業規制が一度にすべてなくなったわけではありません。まずは「城下町の商工業を発展させるための政策」と理解しましょう。
5. 宗教への対応は?
抵抗する勢力には厳しく、キリスト教は保護
当時の大きな寺院や宗教勢力の中には、土地や兵力を持ち、信長と対立するものもありました。
信長は1571年に比叡山延暦寺を焼き討ちし、一向一揆の拠点だった石山本願寺も降伏させました。
一方で、キリスト教は保護しました。「仏教をすべて禁止した」とひとまとめにせず、信長に抵抗する勢力への対応と区別しましょう。
この時代にはポルトガル人やスペイン人との交流も広がりました。鉄砲の伝来や南蛮貿易は、長篠の戦いや次に学ぶ南蛮文化にもつながります。
6. 最後はどうなった?
本能寺の変、そして秀吉へ
1582年、信長は京都の本能寺で、家臣の明智光秀に攻められ、自害しました。この事件が本能寺の変です。
全国統一はまだ完成していませんでした。信長の後に勢力を伸ばした豊臣秀吉が、全国統一を進めていきます。
7. 年表で順番を確認
戦い・政治・商業を一本の流れに
| 年代 | 出来事 | 結び付ける語句 |
|---|---|---|
| 1560年 | 桶狭間の戦い | 今川義元 |
| 1568年 | 京都へ上る | 足利義昭を将軍に |
| 1571年 | 比叡山延暦寺を焼き討ち | 抵抗する宗教勢力 |
| 1573年 | 義昭を京都から追放 | 室町幕府の滅亡 |
| 1575年 | 長篠の戦い | 武田勝頼・鉄砲・家康 |
| 1576年 | 安土城の築城開始 | 琵琶湖・城下町 |
| 1582年 | 本能寺の変 | 明智光秀 |
短い説明問題の答え方:「楽市・楽座の目的は?」なら、「座の独占をなくし、市場の税を免除するなどして、商工業を活発にするため」と答えられるようにしましょう。
8. フラッシュ問題
24問で信長の重要事項をチェック
織田信長のフラッシュ問題
重要語句・年代・資料問題 / 全24問
前の時代と、まとめの復習
次のテーマは「豊臣秀吉の全国統一と刀狩・太閤検地」です。



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